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浴室増築部分の会所撤去と浴室排水立上げ

前回増築したユニットバスを設置する部分の排水系統の準備を行います。
旧外面だった場所に樋の立ち上がりがあって、横にはコンクリートの会所が…。
この雑排水系統の雨排水を、雑排水に切り替える工事です。

排水会所(はいすいかいしょ)とは、汚水や廃水を流す排水管にゴミや汚泥が流れ込み詰まると掘り起こして工事をするなど手間が掛かるため、それを防ぐ目的で配水管の曲点や合流部などの詰まり易い部位に蓋付の枡を埋設し、ゴミや汚泥などは枡に溜まって水だけが配水管を流れるようにした構造物。
排水マス、排水枡(はいすいます)とも呼ばれ、会所と略されることも多い。

ユニットバスが入ると会所からのメンテナンスが出来ず不要になる為、
また、雨水としての使用はせず泥も溜まらないので撤去します。

会所の撤去

蓋を開けて見ると結構泥が溜まっていて、底も抜けて地面に水が染み出ていました。

画面上から下に水が流れるよう勾配があります。

早速ハンマーで叩き割って撤去。

上はキッチンと洗面台からの排水が、下は下水道へ。
この配管を接続して、枝にユニットバスの排水を入れます。

ここから、水道設備の技術です。

上下の長さは決まっている為、継手をどう差込むか・・・。

下の継手が、枝の配管を追加するもの、上の継手がポイントです。
上の継手を奥まで差込んで、枝を取る継手を下に挿し上の継手を下に戻して差込むと完了!

↑立ち上げた50mmの配管が、ユニットバスの排水になります。

※接着剤を塗って差込むので結構大変な作業でした。簡単には差込ませてくれません・・・。
バールやハンマーで叩き込むように作業を行いました。
こんな感じで浴室排水を確保し、不要な会所は跡形も無くなりました。

後はセメントを混ぜた土を埋め戻して完了!

本日の作業はここまで!